会社全体の風通しの良さが、スピーディーな改善を生み出す。
—— では、みなさんに長野電子工業のいいところをお聞きします。

製造現場と技術部との関わりが多く、コミュニケーションを取りやすいので、改善点をすぐ形にしやすいですね。やりたいことが実現しやすいのがいいところです。

上司に相談すれば、すぐ助言をもらえるとか、テストの際に必要な許可がすぐもらえるとか、風通しがすごくいい。上司との関係もそこまで堅苦しくなく、フランクに話せるのはいいところだなと思います。

—— マネジメントする側の立場から意識していることはありますか。

弊社の製造技術部は工程ごとの縦割りではないので、たとえば担当する工程で困っていることを部内で相談すると、別の工程の担当者が助言をするなど、横のつながりがあります。それが会社全体に波及して、風通しの良さにつながっていると思います。

また、マネジメントに携わっている人間も、もともとは現場で一緒にやってきたので、その苦労を知っています。だから若手がやりたいことを実現させてやりたいという思いを持っているのだと思います。

—— ありがとうございます。続いて、いかがですか?

はい。現場や技術部内で相談しやすいですね。私は医療系から転職してきたので最初は右も左もわからない。「そもそもウエハーってなんですか?」っていうところからはじまっているので。

一同(笑)

医療現場では逼迫した対応が迫られるので聞きづらさがあったのですが、ここでは聞けばなんでも教えてくれます。素人考えではありますが、ことにウエハー加工は半導体の中でも特殊な技術なので、大学で工学系など製造に関わる知識を学んできた人も、他分野から入った人も、入社した時点では誰もが初学者という立場で同じように学び、同期として成長していける。そこがいいなと感じます。

技術(開発)部門と製造部門の距離が近いので、一緒になって改善できるところがとてもいいですね。製造技術部は多くの部署で活躍しているスタッフの集合体なので、全社的にディスカッションしながら技術力を底上げできます。会社全体で仲が良く、縦割りではないのはいいところ。

あとは提案に対して否定されず「実現までやってみなさい」と言ってもらえます。もちろん責任はありますが、若い時からいろいろ任せてもらえるのはスキルアップにつながって非常にいいなと思っています。

