先輩社員メッセージ

ものづくりの世界にあこがれた

学生時代、炭素繊維を作る研究をしていました。技術を駆使した「ものづくり」の世界で就職したいと思い、開発・製造系の企業にアプローチしたのです。
長野電子工業は、実家から見えるほどの近所にありましたが、詳細は就職活動をきっかけに知りました。身近なさまざまな製品に使われている基本的な部分を生産していることを知り、自分がそれに携われることに魅力を感じました。説明会や面接時に、家族的なあたたかさが感じられる点も、魅力のひとつでした。


現場の感性、現場の業務がいつも原点

電子顕微鏡で研磨された製品にキズ、異物がないか検査し、その原因について自分なりに仮説を立て、品質向上や技術革新につなげていくのがわたしの仕事です。現在は増産対応への支援で、生産現場で研磨工程に取り組んでいるのですが、以前から自分で現場に携わって、キズや異物の原因になるものを知りたかったので、渡りに船。現場の工程をつぶさに知り、ベテランの先輩たちに教えていただきながら、自分の知識や技術を蓄えている最中です。
実際に現場に出ることで、顕微鏡をのぞくだけでは見えてこなかったものが見えてくるようになりました。ものづくりの原点に触れた思いです。 それに、何がすごいって、“ナノ”とか“マイクロ”とかの微細な差異を、見るだけ、触れるだけでわかってしまう人がいるという事実にも驚かされます。もちろん正規の手順を踏んだ測定で確認はするわけですが、技術者の感性がほとんど間違っていないことに感動します。現場にはものづくりの奥深さがありますね。
仕事に対し、優先順位を適正につけられるようになったのも、生産に携わってきた経験の賜でしょう。


とりあえず笑顔の真意とは?

品質を向上させ、生産の効率を高めていくうえで、技術開発の部署と現場とのコミュニケーションは不可欠です。でも私、実は非常に口べたで、人見知り…。それで、まずは笑顔で話しかけるようにしようと思い、入社以来のモットーにしています。
時には互いに苦笑いということもありますが、一呼吸おいて、とりあえず笑顔になって心を開き、こちらから話しかければ、相手も心を開いてちゃんとコミュニケーションができると思うんです。


言葉より心の海外一人旅

時々、思い切った海外旅行に出かけます。学生時代にはフランス・ローマ。この夏は南フランス。いわゆる観光地をめぐるのではなくて、一人で気持ちのおもむくままに街を見たり、建物をめぐったり、というのが好きですね。言葉が全然通じないのに、その街のおばあちゃんとず~っと話し込んで、なんとなく理解し合ったり…ということもあるんですよ。それも「とりあえず笑顔」の効能でしょうか(笑)。
次に機会があったら、アカプルコへ行くのが夢です。


投げやりにならずに就職活動を

就職活動が長期戦になると、精神的にも肉体的にも参ってしまい、投げやりになりがちなものです。でも、ぜひとも根気よく、自分の道を探ってください。きっと私のように自分に合う会社や仕事と出会えると思います。